
看護師に重要なのは、第一に体力です。なぜならどんなに知識がある人も、どんなに技術がある人も、体が疲れていてはその能力をフルに発揮出来ないからです。疲れているとどうしても注意力が散漫になってしまいますし、医療ミスを起こしてしまう可能性が上がります。医療ミスだけは絶対に起こしていけませんので、体力があることが最も重要な要素となるのです。コミュニケーション能力が高い人は看護師として優秀ですが、体力がある人はそれ以上に現場から需要があります。
特に夜勤は時間が長く、勤務時間の最後の方はすごく疲れてきます。そうした時にも疲れを見せずにフル活動出来る人ほど、看護師には向いていると言えます。夜勤や残業をたくさん入れてもビクともしない頑丈な体を持っている人は、人手不足の現場では重宝されるはずです。ですから学生時代に勉強だけではなくて、何かスポーツをやっておくことは重要です。実際に仕事をするようになってからも、運動だけは欠かさないようにしましょう。休みの日はジョギングなどで、体を鍛えておくのが望ましいです。どういった仕事でも体が資本になるので、体力作りは忘れないようにしましょう。
疲れているといってミスをしてしまうと、最悪の場合には患者の命を奪ってしまうことにもなりかねません。日頃から大切な命を預かっている仕事だという自覚があれば、体を鍛えておこうという気にもなります。また、自分では大丈夫と思っていても、知らず知らずのうちに疲れが溜まっていることもあります。疲れが溜まった時は食生活や睡眠の仕方を見直すことで、体力を回復することが出来ます。