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かつては看護婦と呼ばれていたように、看護師は女性の仕事というイメージが根付いています。また、近年では男性も活躍していますが、まだまだ女性の方が多いのが実情です。そうした女性が多い仕事ながら、体力的には厳しい一面もあります。大きな病院であればあるほど歩く距離は多く、ナースコールなどの緊急時は走って現場に駆け付けなければなりません。

日勤だけなら何とかなるかもしれませんが、病棟では日勤と夜勤を繰り返すため自律神経が乱れやすく、体調不良に見舞われる可能性があります。頭痛や体のだるさ、立ちくらみ、目眩など、日々我慢して過ごすと体力の限界を迎えるケースも多いです。体力の限界を感じたら、疲労が溜まっている状態なので、マッサージや温泉で疲労物質を排出しましょう。そして何より、眠たくなったら眠る習慣を身につけることが大切です。その理由は睡眠がお金をかけず、手っ取り早く疲労を回復させる良い手段であることが挙げられます。

食事も偏っていると、栄養を摂取できず体がスムーズに動かなくなるでしょう。疲労回復にはクエン酸やビタミンCの摂取が良く、この2つを含む食品を積極的に摂取することがおすすめです。また、単なる疲労ではなく貧血からくる慢性疲労や、ビタミンB2不足によるエネルギー不足なども考えられます。体の中からも、疲労回復へのアプローチを行いましょう。生活習慣を見直すことで、体の状態が好転することがあります。今の仕事に限界を感じた場合には、無理せず休んだり、自分に合った疲労回復法を探したりしましょう。

看護師に重要なのは、第一に体力です。なぜならどんなに知識がある人も、どんなに技術がある人も、体が疲れていてはその能力をフルに発揮出来ないからです。疲れているとどうしても注意力が散漫になってしまいますし、医療ミスを起こしてしまう可能性が上がります。医療ミスだけは絶対に起こしていけませんので、体力があることが最も重要な要素となるのです。コミュニケーション能力が高い人は看護師として優秀ですが、体力がある人はそれ以上に現場から需要があります。

特に夜勤は時間が長く、勤務時間の最後の方はすごく疲れてきます。そうした時にも疲れを見せずにフル活動出来る人ほど、看護師には向いていると言えます。夜勤や残業をたくさん入れてもビクともしない頑丈な体を持っている人は、人手不足の現場では重宝されるはずです。ですから学生時代に勉強だけではなくて、何かスポーツをやっておくことは重要です。実際に仕事をするようになってからも、運動だけは欠かさないようにしましょう。休みの日はジョギングなどで、体を鍛えておくのが望ましいです。どういった仕事でも体が資本になるので、体力作りは忘れないようにしましょう。

疲れているといってミスをしてしまうと、最悪の場合には患者の命を奪ってしまうことにもなりかねません。日頃から大切な命を預かっている仕事だという自覚があれば、体を鍛えておこうという気にもなります。また、自分では大丈夫と思っていても、知らず知らずのうちに疲れが溜まっていることもあります。疲れが溜まった時は食生活や睡眠の仕方を見直すことで、体力を回復することが出来ます。